出羽街道: 北中宿(村上市)

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北中宿
北中宿(村上市)
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概要:歴史・観光・見所
北中宿概要: 北中宿(新潟県村上市)は出羽街道の宿場町で当時は中村と呼ばれていたようです。斉藤小左衛門家や大滝市右衛門家、大滝源衛門家、土田家、岩佐家といった旧家が点在し村役などを担っていたようです。羽州浜街道との分岐点でもあり交通の要衝として発展しました。元禄2年(1689)8月11日、羽州浜街道の温海宿で松尾芭蕉は門弟の曾良と分かれ単身で鼠ヶ関宿、府屋、碁石を経て中村(北中)宿に入り、曾良は温海温泉を訪れた後、出羽街道に入り小国宿小俣宿を経て中村(北中)宿で芭蕉と落ち合ったとされます。何故2人が分かれ、また落ち合ったのかは不詳で、曾良が何らかの理由で鼠ヶ関関所を通過出来なかった説や芭蕉が温泉嫌いで温海温泉を避けた、単なる意見の食い違いなど多くの説がります。芭蕉は北中宿の秋田屋佐治右衛門宅に宿泊したとされ「さわらねば、汲まれる月の清水かな」と「結ぶより はや歯にひびく 清水哉」の句を残したとされます。ただし、この2つの句は芭蕉の句集には記載されていない事から、後の人が創作したものとも云われています。町並みは街道沿いに密集するように民家が並び宿場町の雰囲気が感じられる場面も見受けられます。鎮守と思われる八幡神社の創建は不詳、祭神として応神天皇(八幡神)が祀られています。社殿は入母屋、桟瓦葺、平入、桁行3間、正面1間向拝付、比較的新しい建物のようです。
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