北陸道(石川県): 倶利伽羅峠〜大聖寺城下

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概要・歴史・観光・見所
北陸道(石川県)概要: 北陸道は加賀国(石川県)を略縦断する街道で、古代は朝廷により整備された官道、江戸時代は加賀藩の主要幹道として重要視されました。加賀藩と、その支藩である大聖寺藩が参勤交代で利用し、各宿場町、城下町は発展しました。

【大聖寺宿】−大聖寺宿(石川県加賀市)は中世、大聖寺城の城下町として発展した町で、戦国時代には一向宗の一揆の拠点となり何度の攻防戦が繰り広げられました。関ヶ原の戦いの直前には豊臣家の直臣となった山口宗永が城主でしたが関が原の戦いの際、東軍に転じた前田利長に攻め込まれ、善戦しましたが大聖寺城は落城し宗永も自刃しています。江戸時代に入ると当初は加賀藩に属し、寛永16年(1639)に前田利治(前田利常の3男)が加賀藩から7万石を分知され大聖寺藩を立藩、大聖寺城の麓に陣屋を構えて、藩庁と藩主居館が設けられました。大聖寺は北陸道の宿場町、陣屋町として当地域の中心として栄えています。

【小松宿】−小松宿(石川県小松市)は加賀藩の本城である金沢城の支城、小松城の城下町、北陸道の宿場町として発展した町です。小松城は戦国時代に築かれた平城で江戸時代に入ると加賀藩の支配下となり城番が置かれていましたが、元和元年(1615)一国一城令の発令に伴い一端廃城となり、寛永16年(1639)に加賀藩2代藩主前田利常の隠居城として、再び城郭として築城されました。城郭の規模だけでいえば金沢城を遥かに上回り難攻不落の支城として計画され、藩からも重要視されました。

【野々市宿】−野々市宿(石川県野々市市)は中世、加賀国の守護職を歴任した富樫氏が居館を設けた所で、事実上加賀国の行政、軍事の中心地として発展しました。戦国時代に富樫氏が一揆勢に破れ大名家からは没落すると、一揆勢は拠点を金沢御坊(現在の金沢城)に移した為、中心地としての重要性は失われました。江戸時代には入ると北陸道の宿場町と整備され、大聖寺藩などが参勤交代で利用しましたが、限定的だった為、本陣なども設置されませんでした。現在でも街道沿いには古い町屋が点在し、中でも喜多家住宅は大型の町屋建築で旧観を留め国指定重要文化財に指定されています。

【金沢宿】北陸道(石川県)金沢(石川県金沢市)は戦国時代、一向宗の一揆の拠点だった金沢御坊の門前町として発展しました。加賀国の守護職だった富樫氏が一揆勢に敗れると事実上、加賀国は一揆勢による自治が行われた為、金沢はその中心となりました。その後、豊臣秀吉に従った前田利家が加賀国の3郡を加増されると本城を七尾城から金沢に移し金沢城を築城、跡を継いだ前田利長も豊臣家を裏切り、関ヶ原の戦いで東軍に転じた為、100万石を安堵され加賀藩を立藩、金沢城がその中心となりました。石高の100万石は徳川将軍家に次ぐ石高で、当時の金沢は江戸、大坂、京都に次ぐ大都市として発展し、文化も多種多様なものが生まれ全国的に見ても稀有な城下町となりました。交通の要衝でもあり、金沢城下からは白山街道野田道が分岐していました。現在でもその象徴である金沢城や兼六園、藩主前田家縁の神社仏閣が点在し、町並みも随所に往時の雰囲気が残っています。中でも「東山ひがし」、「主計町」、「卯辰山麓」、「寺町台」は当時の町並みを伝える貴重な存在で国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

【津幡宿】−津幡宿は北陸道と能登街道(七尾街道)との分岐点だった為、交通の要衝として重要視されました。宿場内には加賀藩主前田家や宿泊や休息で利用する本陣(御旅屋)が設けられ、家臣達は脇本陣として機能した弘願寺を利用したとされます。津幡宿を過ぎると、北陸道の中でも難所である倶利伽羅峠を控えていた為、多くの旅人や商人達も利用しました。

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