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中山道(美濃路)
中山道(岐阜県)概要: 岐阜県中山道馬籠宿(岐阜県中津川市)から今須宿(岐阜県関ケ原町)まで、岐阜県の中山道馬籠宿は島崎藤村出身の宿場で代表作のひとつ「夜明け前」は馬籠宿が舞台の1つ、木曽路11宿の最南端に位置し古くは信州(長野県)に近い関係性がりました。明治時代と大正時代に大きな火災があり、江戸時代の建物の多くは焼失したが、街道沿いにはその後に建てられた古民家が軒を連ね、宿場町風の町並みが形成され観光地としても知られています。馬籠宿と落合宿(岐阜県中津川市)の間には十曲峠が横切り、明治時代に近代交通網が敷かれなかった為に良好の石畳が残り旧観が保持され、落合宿には中山道唯一の本陣の遺構が残されています。大井宿(岐阜県恵那市)は大きな宿場町で5つの町の間にはそれぞれ枡形を設けた事から1つの宿場内に6つの枡形がある特異な構成となり、現在でもその一部を見る事が出来ます。大湫宿(岐阜県瑞浪市)は今尚宿場町の雰囲気を残している宿場町で脇本陣や旅籠の遺構が残っています。加納宿(岐阜県岐阜市)は加納藩の藩庁が置かれた加納城の城下町として発展しました。太田宿(岐阜県加茂市)に残されてる脇本陣林家住宅は国指定重要文化財に指定されています。垂井宿(岐阜県垂井町)は交通の要衝で東海道の宿場町である宮宿(愛知県名古屋市)と結ぶ美濃街道との分岐点があり大いに栄え、南宮大社の門前町でもありました。関ヶ原宿(岐阜県関ヶ原町)は慶長5年(1600)に関が原の戦いのあった古戦場で、周囲にはそれに関わる史跡が点在しています。
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飛騨街道(越中街道・鰤街道)
飛騨街道(越中街道・鰤街道)概要: 飛騨街道は中山道の太田宿から分岐して天領陣屋として飛騨街道知られる飛騨高山を経由して日本海側の越中国を繋ぐ街道です。特に日本海で採れた海産物を内陸部に運ぶ経路として重要視されました。街道沿いには日本三名泉として知られた下呂温泉や信仰の山で多くの参拝者が訪れた御嶽山の登拝口があるなど賑いました。中でも高山は江戸時代前期は高山藩(藩主金森氏)の藩庁が置かれた高山城の城下町、中期以降は代官陣屋の陣屋町として発展し、現在でも良好な町並みを保持している事から「三町」と「下二之町大新町」が国重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。古川は物資の集積場として発展した町で、水路沿いには白壁の土蔵群、街道沿いには飛騨の匠により建てられた良質な町屋が連なり風情ある景観が見られます。
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